目をじーっと合わせたまま縛られていくと感じる、M男さん。
私の目をじぃーっと見つめながら、縄がかかっていくと、
恍惚とした表情に変わっていく。
「珠美鈴さんの好きな様に縛ってください。」
そう言った彼。
私が好きな緊縛は、相手が感じる様に縛る緊縛。
M字開脚で宙に浮く彼。
緊縛で、縛った身体を空中に浮かせる事を、「吊り」というけれど、
「吊り」というと、物を吊りあげる様なニュアンスがあるので、
「浮遊」と言おうと思っている。
目をじーっと合わせるけれど、
恥ずかしがり屋でシャイな彼。
否応なしに、脚を思いっきり開かされる姿になるこの縛りは、、
彼の趣向にぴったりとハマったみたいで。。
「恥ずかしい。。」
「恥ずかしいです。。」
「見ないでください。。」
と言うので、
脚の縄を掴んで、
思いっきり広げて、
凝視。
「恥ずかしいけれど、本当は見られて感じたいんだものね。」
身も心も感じ入って、どこか遠くを揺蕩っている様なM男さん・・
「口枷」と「鼻枷」が欲しいと言っていたので、
ニガテだという蝋燭を垂らしていく。
「脚を開いて見られていると、何をされても感じちゃうね?」
頑張って耐えたね。。
よく頑張った。
欲しかった「口枷」と「鼻フック」。
欲しかったアイテムを身につけて、
更に責められて、
羞恥と、熱さと、縄酔いで、、
訳がわからなくなっているまま、昇天。。
ありがとう。
また、一緒に、気持ちのいいワケのわからない世界に行こうね。
何度でも連れていってあげられたらいいなと思う。