SMプレイは初めてというNさん。
だけど、初めてという感じは全くしない。
ご自分の年齢について「還暦越えなんですけれど大丈夫ですか?」と気にされていたけれど、お聞きしていた年齢よりもひとまわり以上若く見える。(年齢を気にされていらっしゃる方もいますが、健康でしたら20〜80代まで大丈夫ですよ!実際に20代から70代までの方が来てくれていらっしゃいますので。)
緊張していると口数が少なかったり、声が震えていたり、小声になったりするものだと思うけれど、Nさんは大きな声で下の様な感じでお喋りを続ける↓
「M性感には行った事があるけれどSMクラブはないんだよね。」
「女王様に偉そうにされるとムカつくと思うからSMクラブには行けなくて。」
「ええっ!子供の頃から緊縛に興味があったの!?あなた変わっているね。」
「何か着るもんないの?貸してよ?」
と、Nさん語録が次々と目の前を流れていき、
ああ、他の女王様だったらきっとキレて怒っちゃうだろうな…
そして、プレイ後に事務所に戻って同僚や後輩、先輩に凄い勢いで、こういう人と会ったと話すのだろうなあと思った
会ったのが私でよかったね。
こういった感じの人には「フェチプレイを施す人」として寄り添います。
元気なわんぱくできかんぼうな園児と保母さん風ミストレスです。笑
緊張するとシャワーを浴びるのも時間がかかるものですが(初めてだとドキドキしてなかなかバスルームを出る決心がついたり勇気が出ないからシャワーに時間がかかるし、マゾさんは大概丁寧に体を洗ってくれるので時間がかかる)。
でも、Nさんは今まででに会ったマゾさんの中で最短のシャワーの浴び時間だったので、私の着替えや準備が追いつかない。
ここまでの事を鑑みて、そんなに緊張していなさそうだし、「初めて、初めて」と言って大義名分にしているけれど、この人は手加減しなくてもいい人だなと思った。
存在感が凄くて生きているパワーが物凄い。笑
せっかく縛られたくて来たのだから縄を味わってもらおうと結構なギチギチに縛ったりして。
縄を掛けながらもマシンガントークが炸裂しているのですが、ある瞬間から、急に無口になり、息が荒くなって、ううっとかあぁ・・とか小さい声漏らしだす。。
この瞬間を体感できると、溜飲が下がって、暴れ園児も可愛く思えるのです♡
喋りまくっていても、後でいずれこういう感じになるだろうなと想像できるし、そのギャップもまた面白い。
暴れ馬は、言葉や感情で押さえつけるのではなくて、快楽で転がして手懐けるのです。
縄をほどくと暫くぼーっとしていたり、放心状態になっていて、だんだん現実に戻ってくるとまたおしゃべりが始まって元のNさんに戻っていく。笑
「結構ギッチリ縛っていましたよね?」と聞かれたので、
「うん、だってその方がいいでしょ?笑」と。
縛りながら鞭で軽く叩いたりとかアナルを刺激したりしたけれど、よかったんですって。
「縛られると被虐感が湧いてきて、嫌だと思っていることも気持ちよくなっちゃうんですよね。」
へえー 意外にも本質にせまるような事を言ってくれるじゃないですか。
だから、上っ面では、人を決めつけられないと思うのですよね。
貴重な体験が出来て、緊縛の気持ちよさが解ったって言ってくれた嬉しかった☆
また、縄が欲しくなったら縛られにおいでね♪